太古の三味線???ゲット✨✨

イスタンブールでどっぷり音楽漬けの1日。
『三味線のルーツである中東の三絃楽器を習いたい‼️』と言う旅の密かな想いをayumiさんにお願いした。無茶な私の願いがayumiさんによりあっけなく、しかも素晴らしい楽器まで手に入ると言うおまけ付きで叶ってしまった。
ほんと、夢のような一日で『今日は今回の旅で一番幸せな日だった』と思わずポロリと出てしまった。

ayumiさんが紹介してくれたアーティスト・Roniが、『三味線のルーツならこれが近いんじゃない?』とアナトリア地方に伝わるトルコ楽器の原型とも言われる『コブズ』(別名タンブール)と言う三絃の楽器を演奏してくれた。
Roniいわく、ヒッタイト時代、つまり3000〜4000年前からある楽器で、トルコ東部の都市Sivas(スィヴァス)の遺跡の中から発掘されたそう。
この『コブズ』少し調べると、中央アジア全体やモンゴル高原以西にあるアルタイ山脈を中心に東ヨーロッパから北アジア(シベリア)に至る広大な地域で話されるチュルク語族の言葉で『楽器』を示す言葉らしい。
サズや他の多くの弦楽器の祖先とも言えるこの太古の楽器!これがインド〜中国〜沖縄〜津軽三味線という流れで伝わってきてるんだー!!
か、か、感動✨✨✨
これは1曲でも弾けるようにならないと‼️というわけで、基礎練を教えてもらい、Keleşo(ケレショー)というクルド民謡のフレーズを軽く手ほどき。
そして、Roniの友人である楽器製作者Serdalの工房へお邪魔し、沢山のサズやコブズを見せてもらった。
原木や道具が並ぶ工房はやっぱり見慣れた三味線工房とよく似てる。
くり抜き、合わせ、どちらのコブズも見せてもらい、Roniに弾き比べてもらい、自分でも持ってみて。。。
最高のコブズをゲットしてしまいました✨✨✨
これもayumiさんの流暢なトルコ語通訳と音楽への愛のおかげ!感謝!
RoniもSerdalもどれだけ好きなの?というくらい音楽への愛が底なしなのが伝わる。
いつか津軽三味線、沖縄三線、奄美三線と並べてコブズでKeleşoを弾き語りできる日がきたら。。。。いいなぁ。

真剣な眼差し!!
三味線を担ぎボスポラス海峡を渡ります。
瀬戸内海じゃないよ〜!