KIDS CAMP for Fukushima

KIDS CAMP for Fukushima

福島の子どもたちを安全な場所で療養させるキャンプ

保養とは?

保養とは、放射線の影響があまりない地域で一定期間過ごすことによって、子どもたちの免疫力を回復させる転地療養です。放射線は甲状腺がんなどの大きな疾病だけでなく、免疫機能を低下させ、風邪や頭痛、関節痛など幅広い症状を引き起こすことが分かってきています。悩みや呵責を抱え、放射線量の高い地域に暮らし続けることを選択せざるをえなかった人たちにとって、「保養」は生活を支える大きな柱となっています。
1986年のチェルノブイリ原発事故の被害にあったベラルーシでは、国家的規模で保養が取り組まれており、現在でも毎年約4万5千人の子どもたちが無料で保養を受けています。
福島に限らず、線量が高い地域に住む人たちの保養を求める声は大きいのですが、日本で保養は国策となっておらず、いまだに草の根レベルで支えているのが現状です。

せとうち交流プロジェクトについて

2011年3月11日、巨大な地震と津波が東日本一帯を襲い、福島第一原子力発電は予測不能な状態に陥った。同原発から200キロ離れた場所に位置する埼玉県にて暮らしていた蝦名宇摩は、地震から3日後に5歳と2歳の娘を連れて岡山県へと避難移住した。そして、翌年の2012年に、地元の自治体の元首長と一緒に保養団体を立ち上げ、福島の子どもたちを岡山県の離島に招くキャンプを毎年夏に実施している。
キャンプ中は海や森林など自然あふれる離島の宿泊所で過ごし、地域の方々が地元の新鮮な食材を使用した食事を提供する。子どもたちは海水浴や、虫取りなど自然の中で大いに遊び、保護者むけにはセルフケアを高める医学講座やシェフによる料理教室などのプログラムが組まれている。一回の保養の参加者は親子30〜40名ほどで、これまでの6年間でのべ約200名を福島や高線量地域より迎えている。

PROFILE of UMA EBINA


鹿児島県奄美大島出身。16歳のとき高橋竹山の津軽三味線を聞き、その音色の美しさと激しさに惹かれ、津軽出身の蝦名伴主氏に師事する。その後二十数年間続く修行生活の中で津軽三味線ほか、尺八と唄、民謡太鼓を修得。2011年3月に福島原発事故による放射能の影響を恐れ埼玉から母子避難。現在、岡山県瀬戸内市の自宅で民謡教室をひらきながら、県内外のさまざまなイベントで演奏活動を行う。また、福島の子どもたちを岡山へ招く「せとうち交流プロジェクト」を立上げ、2012年より、毎年夏に保養キャンプを開催している。

Live performance 

Tsugaru-shamisen solo with japanese drum

Japanese Folksong Medley with daughters

Okinawa Sanshin with Dance

Discography

MUSIC JENRE

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