私たちは、あまりに和楽器から遠い世界に住んでいる 小学校ではリコーダーを教え、音楽室にはベートーベンの肖像画が掲げられ、 家庭には当たり前のようにピアノがある。 音楽が遠ざかったのではない。和楽器が遠ざけられてきたのだ。 一つの文化が失われるのは、いつも思いのほか早い 私たちの風土が、長いときをかけて培い、磨いてきたにもかかわらずに。
演奏スタイル
私の演奏スタイルは、 津軽三味線の独奏、全国民謡の弾き語り、尺八演奏、沖縄三線、奄美の島唄を織り交ぜること。 民謡が好きな年配の方には奄美から北海道まで全国の民謡を、若い方には、迫力のある津軽三味線の独奏や親しみのある沖縄の三線など、幅広い年齢層の方たちに聴いてもらえると思います。 奄美の島唄は、私の故郷である奄美大島で古くから歌い継がれてきた民謡です。哀愁漂う独特の雰囲気をもつ唄ですが、唄い手の数がとても少ないので普段あまり耳にすることがないと思います。
演奏は、他のアーティストとの共演の場合を除き、CDやシンセサイザーなどの電子音は使わず、和楽器の生音のみでおこないます。 普段なかなか聞くことのない和楽器の生音ならではの空気感や余韻、臨場感をお楽しみいただけたらと思います。 ご要望があれば、和太鼓の方や踊りの方との共演、門下生を加えた三味線の合奏、また休日であれば娘たちの太鼓や鈴、お囃子、唄を入れ、より賑やかにすることができます。
演奏シーン
津軽三味線は、様々なシーンに合わせられる楽器です。 もちろんショーとしてきちんと聴衆に聴かせる演奏もできますが、宴会の席など、参加者同士の会話も楽しみたい場合には、優しい音色でBGMのように弾くこともできます。また、三味線の合奏でオープニングを華やかに飾ったのち、乾杯や挨拶の後に余興として演奏することもできます。 演奏時間については、一曲のみの5分間の演奏から1時間をこえるライブまでご要望に合わせることができます。 また、普段和楽器に接することのない子どもたち向けに、三味線や尺八などを体験できるワークショップを兼ねた演奏活動もしています。 最近では、講演会とセットで演奏に呼ばれることも多くなっています。民謡や津軽三味線の歴史のお話、福島原発事故による放射能の影響を恐れ埼玉から岡山へ母子避難した身の上話、福島の子どもたちを岡山に呼ぶ「せとうち交流プロジェクト」の活動内容などがテーマになっています。
過去の演奏シーン
お問い合わせ先
演奏についてのお問い合わせは、下記のフォームからご送信いただくか、またお電話でも受け付けております。 蝦名宇摩:090-4964-4147