さよなら清志さん

さよなら清志さん。
93歳で旅立ってしまった。
9年前、瀬戸内市へ移住して間もなく出会った同郷の清志さん。
故郷奄美大島の島唄を聞くと涙を流し、津軽三味線も大好きで、よく美味しいお酒を一緒に飲み、沢山ご馳走してもらったなぁ。
16歳でハンセン病になり、長島愛生園で過ごした生涯を、自分は大好きな絵をとことん描けて幸せ者だ!!と最後に会った日に語ってくれた。
今年の5月に長島にあるさざなみハウスで私のコンサートを企画してくれた。
清志さんの個展とのコラボ企画。
コロナで延期になってしまったけど、秋にやろうな!と話したのが最後になってしまった。
5歳の長女がステージで椅子の上に太鼓を置いて演奏している姿を見てかわいそうに思ったのか、立派な太鼓スタンドをプレゼントしてくれた。
形見のスタンド、生涯大切に大切に使わせてもらうね。
ありがとう清志さん。奥さんと天国で再会しているよね。
清志さんに会えないと思うとすごく寂しいけど、清志さんの好きだった朝花節を唄う時はきっといつも思い出す。
ありがとう。清志さんに出会えて本当によかった。