津軽三味線や唄は、基礎から学べばお子様からお年寄りの方まで誰でも上達できます。 ご自分のペースに合わせて学ぶことが大切です。
稽古は、完全予約制 マンツーマンのレッスン
人によって覚えるペースは、それぞれ。 丁寧に、少しずつ習いたい人も入れば、いろんな曲を早く覚えたい人もいる。 弾いてみたくなる民謡も、ひとそれぞれ。 稽古を重ねることで見えてくる、それぞれの個性に合わせて、 より楽しく続けられるレッスンを心がけています。
レッスン内容
● 津軽三味線
初心者の方は、黒田節や斎太郎節などの簡単な民謡から始め、全国の様々な民謡をレベルに応じて弾き込んでいくことで、津軽三味線を修得していきます。 練習を通して、正しい撥(バチ)の持ち方、正しい撥の叩き方、勘所(ツボ)の押さえ方、弦の揺すり方などの基礎を固めていき、最終的には、津軽五大民謡(よされ節・あいや節・三下り・おはら節・じょんがら節)などの高度なテクニックを用いる曲を弾きこなすことを目指していきます。 経験者の方は唄付け(伴奏)や曲弾き、幾通りもあるじょんがらの弾き分けなどを指導致します。 撥や勘所の詳細はこちらへ
● 唄
初心者の方は、りんご節などの練習曲を通じて口の開け閉めや声の出し方を学び、民謡の発声の土台をつくります。ご希望に応じて沖縄から北海道まで、唄いたい民謡の指導も致します。また舞台と同じ環境に慣れるために、マイクを使った練習も取り入れています。 お子様の入門も歓迎です。子どもでも親しみやすい歌詞が出てくる曲や、ソーラン節などの明るく元気な曲を選曲して指導しております。
舞台出演
津軽三味線奏者という私の仕事柄、お祭りや敬老会などのイベントによく演奏依頼をいただきます。門下生が出演してよいイベントの場合は、課題曲を一定の水準以上で弾ける方で出演を希望される方は、一緒にでています。 ステージに出た方が勉強になり、日々の練習のモチベーションにもなるので、対象となる方たちには出るように勧めますが、着物の準備などが大変な方や、人前で演奏することに抵抗のある方には無理強いしていません。
教室
教室は、完全予約制の自宅教室と、毎月隔週(水曜・木曜)の午後に行われる公民館教室の二つのタイプがあります。どちらもマンツーマンのレッスンとなっています。 自宅教室は、30分の稽古を月に3回か、45分の稽古を月に2回のレッスンをお選びいただく形となります。 公民館教室は、基本の時間が一人あたり15分と短く、参加されている方の多くが、三味線の稽古を15分、唄の稽古を15分と続けて30分やられています。三味線を30分やられる方もいるので、フレキシブルに対応できます。また、年に一度発表会があります。
楽器
ご自分で三味線をお持ちの方は、細棹でも津軽三味線を弾くことができるのでご持参ください。楽器がない方は、こちらで揃えることもできます。また、体験レッスンをされたい方は、貸し出しもしております。
見学
レッスンの見学はいつでもできますので、お気軽にご連絡ください。
お問い合わせ
お電話でのお問い合わせも受け付けております。 蝦名宇摩:090-4964-4147
津軽三味線のいろは
● 津軽三味線の撥(バチ)について
ギターのピックや、三線のツメに比べ、津軽三味線の撥は扱うのに少しコツがいります。まず持ち方が独特です。右手の親指と小指を外に開き、残り三本の指で柄を持ちます。 この持ち方が正しくできないと、きちんとした音が鳴らなかったり、余計な力が入ることで腱鞘炎を引き起こします。 また、普通の民謡につける三味線(中竿)は撥で弦をなでるように弾きますが、津軽三味線は、弦を叩いて弾き、それによって特有の激しい音色を出します。 (叩きに耐えられるように、津軽三味線の胴の部分に貼られている皮は、三味線で貼られている猫皮より強度のある犬の皮が使用されています) この撥づけ(撥で弦を叩くこと)が正しくないと、弦に跳ね返されていい音が鳴りません。撥づけをマスターしていくことで、撥の角度や叩く糸の場所、力の入れ方によって音色を変えられ、より多彩な音がだせるようになります。
● 勘所(ツボ)の押さえ方
津軽三味線には、ピアノの鍵盤やギターのコードのように押さえる場所が記されていません。演奏するためには、ツボ(勘所)を押さえて曲にしますが、印がないので、自分の勘を頼りにひいていきます。 黒田節や斎太郎節のような簡単な民謡から練習し、勘所の場所を身体で覚え、正確な音をだしていく練習をしていきます。