乙倉さんが旅立ち一年が過ぎ。。

和太鼓奏者、乙倉さんが旅立って一年。
今日は、乙倉さんの稽古場で彼を偲んでごく親しいアーティスト仲間が集まり、食べて奏でて乙倉さんとの日々を振り返りました。

去年の2月8日に、次のステージについてのメッセージが届き、なんらいつもと変わりなくやりとり。
まさか翌朝二度と目覚めることがないなんて。。。夢にも思わず。

こんな風にある日突然この世から去るのかな。友達も家族も、きょうだいも、私も。
いつか旅立って行く命なんだけど。。。心の準備なんてなかなかできないよね。

乙倉さんとよく演奏した奄美の島唄『いきゅんにゃ加那』は、この稽古場で最初に演奏した曲。人生における生き別れや死に別れを唄ったこの思い出深いうたを乙倉さんに捧げました。

行(い)きゅんにゃ加那(かな)
吾(わ)きゃ事忘(くとぅわす)れて 
行きゅんにゃ加那
打(う)っ発(た)ちゃ 打っ発ちゃが 
行き苦(ぐる)しや ソラ行き苦しや
(行ってしまうのですか愛しい人私の事を忘れていってしまうのですか愛しい人発とう発とうとして行きづらいのです)

目ぬ覚めて
夜(ゆる)や夜(ゆ)ながと 目ぬ覚めて
汝(な)きゃ事 思(う)めばや 
眠(ねい)ぶららぬ ソラ眠ぶららぬ
(目が醒めて夜中中目が醒めてあなたの事を思って眠れません)

鳴(な)きゅん鳥(とぅい)小(くわ)
立神沖(たちがみうき)なんて鳴きゅん鳥小
吾(わ)きゃ加那(かな) やくめが 生(い)き魂(まぶり)
ソラ生き魂
(鳴いている鳥は立神(たちがみ)の沖の方で鳴いている鳥は私の愛しい人の生霊(いきりょう)にちがいない)

乙倉さんありがとう❣️