♫ 3月3日(金)の岡山禁酒會舘マンスリーライブは、津軽三味線奏者の蝦名宇摩さんをメインゲストにお迎えして開催されました。
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☆ 岡山禁酒會舘マンスリーライブ LIVE=LIFE vol.264
「3・11」を想い、自らの人生を語り奏でる…
津軽三味線奏者・蝦名宇摩さんをゲストにお迎えして
出演:蝦名宇摩、大塚 愛、OZAKI UNIT
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最初にOZAKI UNIT が、小さな館~あの日から~ナナカマドを演奏。
次に、これまでの「3・11を想う」というテーマで開催された禁酒會舘のライブでは、何度もゲストにお迎えしていた大塚 愛さんが、「3・11」以降のご自身のことを語り、オリジナル曲「一歩」を弾き語りで披露してくれました。
休憩に入ると、震災避難者支援「ほっと岡山」代表の服部育代さんが、ご自身の活動と以下のクラウドファンディングについて話してくださいました。
『3.11避難者が、本音を語れる居場所の危機。存続と防災発信の拠点へ』
https://readyfor.jp/projects/hinan0311
そして、橋本省吾さんも3月17日(金)に開催される「希望の牧場・よしざわ」代表の吉沢正巳さんの講演会へのお誘いを~。
休憩後に登場した蝦名宇摩さんは、太棹の津軽三味線のほか、尺八や奄美の三味線や竪琴、昨年のトルコ滞在で入手した三味線のルーツと現地の人から紹介されたという楽器等々を持ち替えながら、自らの人生を語り、演奏してくれました。
津軽三味線の演奏と唄のパワーは圧倒的で、多くの方が大きな感動を受けたと思われますが、その他の楽器の演奏も実に興味深く聴きました。
青森県の民謡である「弥三郎節」にのせた「原発数えうた」、フォークグループ「赤い鳥」の演奏で知られるようになった「竹田の子守唄」は元唄の民謡で、トルコの楽器を演奏されたときは聴き馴染みのある「ウスクダラ」…と、宇摩さんは聴き手の気をそらさない天性の感覚を持っておられるのかも知れません。
ご自身についての語りでは、我が国のヒッピームーヴメントの中心的存在であった両親の下で育った奄美大島での暮らし、家を出てからの暮らしや津軽三味線との出会い、そして結婚や離婚…壮絶とも言える人生や微妙な問題も、実にアッケラカンと明るく語ってくれたので面白く聴くことができ、元気をもらえた人も多かったのではないでしょうか…。
今回演奏された楽器は、それぞれに音量の差が大きかったので、私は珍しくPA卓に触れっぱなしだったのですが、終盤になると、このライブはマンスリーライブのサブタイトルであるLIVE=LIFEそのものだな~と感じていました。そして「蝦名宇摩の世界」は、今後とも限りなく進化そして拡がっていくだろうと確信していました。
※ 添えている写真は、受付席からK子さんが撮ったものを借用しています。