「片鉄ロマン街道ウォーク&天王山」にて演奏(和気)

気持ちぃ〜秋晴れ!和気町『片鉄ロマン街道ウォーク&天王山』で蝦名ファミリー野外ステージ!演奏中に三味線のバチが折れる、、、という私の芸歴の中では前代未聞のハプニングもありましたが、和太鼓など他の出演者の演奏を聞かせてもらったり、餅投げに参加したりと家族で楽しんだ1日でした。

特に衝撃、というか関心してしまったのは、和気で活動する「オヤジーズ」というグループ。親父というか7.80代のオジージーズのみなさんが、黒シャツに白ネクタイ、白のハットという格好でマイケルジャクソンの曲などに合わせてモダンダンスを踊っていました。いまにもつまづきそうな感じでヨタヨタして、揃ってもいない踊りだったけど、この年齢でまったく新しいことを始める頭の柔らかさ、すごいなと。うまくできないのを分かっていて、大衆の前で踊ったら笑いのネタになるのを分かっていて、チャレンジしていて。こんな年のとりかたをしたいなぁと、関心しました。

和太鼓は、地元和気の清麻呂太鼓というグループの演奏でした。
名古屋を拠点に活動するプロ和太鼓集団「志多ら」というグループの曲をアレンジしての演奏らしいのですが、桶太鼓や鐘などもはいり、かなり本格的な和太鼓の演奏を聞かせてもらいました。岡山の片田舎でこれだけの演奏がきけるんだから、日本はやはり和太鼓大国だなと。そして、これらの和太鼓の演奏は大昔からのものではなく、1970年代に田耕(でんたがやす)や林英哲らがつくりあげた鬼太鼓座(おんでこざ 鼓童の前身)のスタイルをもとにしていて、改めて、彼らは一つの文化を作り上げたんだなと感じました。
この前台湾に和太鼓の乙倉俊さんと演奏にいったとき、地元の小学生たちの和太鼓のレベルの高さに驚いたのですが、彼らは鼓童の動画を何度も何度もみて、必死で覚えたといってたのを思い出しました。林英哲らが確立したものは、そうやって「日本の文化」として世界に広まっていっているのだなと。
きっといま日本に存在する多くの「文化」と言われているものも、昔から変わらずそこに在るものじゃなくて、いろんな人の知恵や努力によって日々刷新され、形を変えながらいまにつながっているんだなと考えさせられました。

演奏からの帰宅後には、奄美時代、コミューンという特殊な生活環境をともにした幼馴染が、8ヶ月のおチビちゃんを連れて大阪から遊びに来たので、これまた賑やかで楽しいひと時を過ごしました♫♫