火山写真家『青木章』の死

青木が死んじゃった。
トカラ列島、諏訪之島の大自然の神に連れて行かれちゃった。
5日間行方不明ののち、昨日遺体が発見された。

九州で最も落差が大きいと言われている諏訪之島の白水の滝(落差283メートル)。海側からしか見ることができず、地元の人でも近づかないその滝に魅了され、独自に調査を続けていた青木。
冒険家の青木は深い森に吸い込まれていった。

火山写真家であり、日本一美味しい燻製を作る「スモークハウス 白南風」のオーナーであり、私の親たちの親友であり、私にとっても親戚の叔父ちゃんみたいな。。。青木章。
旅の途中で立寄ると、いつも歓迎してくれて、危険な冒険話を聞かせてくれた。岡山に移住してからも出雲に会いに行った。
火を焚きながら、いろんなうんちくを聞くのが好きだった。

もう豆から煎る美味しいコーヒーも、絶品の燻製も食べられない。火山の話も聞けない。
確実に私の人生で出会った、カッコいい生き方ベスト5に入るよ。
そんな青木ともう会えないなんて。
『お前まだ早いよ!』ってきっとポンに怒られるよ。

生涯冒険家であり続けた青木。またいつでも会えると思っていたのに。