2024年春保養

放射能のことを気にするのなら、どこか安全なところに移住すれば?と、人は簡単に考えるかもしれない。

でもどうしてもそこから動けない人たちだっている。仕事のこと、老いた親のこと、子どもの学校のこと。他人には分からない悩みや呵責を抱え、その地に暮らし続けることを選択した人たち。

でも、どんなに食材にこだわろうと、屋外の遊びを控えさせようと否応なく身体は放射線にさらされ、体内には放射線物質が蓄積されていく。
放射線による影響は、甲状腺がんなど大きな疾病として現れるだけじゃない。それは免疫機能を低下させ、風邪や頭痛、関節痛など幅広い症状をもたらす。

だからこそ、放射線量の低い地域に一定期間疎開させる「保養」が大きな意味をもつ。保養によってもたらされるクリーンな食材やストレスのない生活環境が、体内の放射線物質を排出し、身体に本来の免疫機能を取り戻させるから。

チェルノブイリ原発事故の被爆国となったベラルーシでは国が制度として保養を実施している。そこでは、3歳から18歳までの子どもが無料で最低24日間の保養を受けることができ、事故から30年以上経った現在でも年間10万人の子どもたちが利用している。

福島に限らず、線量が高い地域に住む人たちの保養を求める声は大きい。しかし、日本で保養は国策となっておらず、いまだに草の根レベルで支え続けている。

岡山で13年。
みんなの支援のおかげで、こうして『せとうち交流プロジェクト』は保養ができています。

明日から2024春保養がスタート🌸
13度目の保養です。
みんなの笑顔が溢れる春休みになりますように。

見守っていてくださいね

ジュースの寄付!みどりストアーさん!

野菜の寄付!村上自然食品さん!

たくさんの食材の寄付!大江幸平さん!